2010年年頭の挨拶

2010年年頭の挨拶(2010年1月1日)

明けましておめでとうございます。ゼミも一つの組織ですから、組織を率いるトップとして年頭に際し挨拶を述べておきます。昨年、我がゼミは4年目とは思えないほどの躍進ぶりを見せました。3期生は厳しい就職戦線をものともせずに内定を勝ち取り、就職活動を通してさらに自分を磨き上げました。4期生は何百倍もの倍率のインターンシップの選考を勝ち抜き、これまでのゼミでの成果を他流試合でいかんなく発揮しました。5期生はその意識の高さで相次ぐケーススタディをやりこなし、マーケティングの知識を実戦へ応用して、先輩たちを脅かす存在となっています。学内においては、最も厳しいゼミとの評価を受けながらも相変わらずの人気ぶりで、3.5倍の倍率を潜り抜けた6期生への期待は大変大きいものがあります。さらに、学外においても複数の企業がゼミのために説明会を開催したり、一流企業の戦略担当者や中小企業の社長がプレゼンを見学して感動したりと、次第にその名声が伝播しつつある状態です。これらの活躍の根本には、ひとえに昨春正式に制定した「No Change, No End」のゼミ理念が、多くのゼミ生に浸透してきたことがあるのではないでしょうか。5年目を迎える今年、ゼミの規模においては、すでにゼミ草創期のころの面影はなくなっています。人事や教育体制においても、もはや基盤は固まったと言ってよいでしょう。しかし、組織はとかく大きくなると、その機動力が鈍り、創造と変革の芽が摘まれる傾向にあります。そのような小さな綻びが大企業病として組織を蝕むことは、皆さんも知っての通りです。我がゼミの皆さんも、アーリーステージを終えた今こそ、変化と成長を恐れないという理念の下、ベンチャースピリットを忘れないで欲しいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。

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